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NEW ERA - VP = ART #01

  • 執筆者の写真: ELI THE WALKER
    ELI THE WALKER
  • 2021年8月8日
  • 読了時間: 8分

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今回の記事は、改めて"Virtual Photography"とは何なのか、というところをご紹介していきます。

日本ではまだVPカルチャーの認知度が低いため、国内でこのようなVPについての記事を目にすることはあまりないと思いますので、

是非興味がある方は最後までお読み頂ければと思います。

(前置きが長いため、本文をお読みしたい方はこちらをクリックしてください)



まず初めに、国内外での最近のVPにまつわる出来事をおさらいします。


現在進行形で海外ではVPそのものの発展が目覚ましく、大規模なゲームショーでVPが扱われたり、

プロがいたり、仕事に発展しているケースやNFT(非代替性トークン)などの動きも見られます。



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斬新な物理法則が体験できる一人称視点パズルゲーム「Manifold Garden」のバイナルにて、

カバーアートには一人のVirtual Photographyであり、

VP関連のウェブサイトを持つ『THE FOURTH FOCUS』がデザインを手掛けている。VPの今後がさらに楽しみになる出来事です。



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そして同じくTHE FOURTH FOCUSのMikが、今年3月に行われた『London Games Festival』にて開催された、

"VIRTUAL PHOTOGRAPHY CHALLENGE"で審査員として携わりました。

London Games Festival (LGF) とは、『Games London』が毎年開催している、ビデオゲームの芸術と文化の世界的な祭典で、

毎年10万人以上も動員する大規模なイベントです。今年はオンラインでの開催となりましたが、

世界的なゲームの祭典でVPが取り上げられること自体にとても驚きました。

そして前述したVIRTUAL PHOTOGRAPHY CHALLENGEでは、予め設けられたテーマに沿ってVPを投稿し、

選ばれた作品はフェスの最後にライブ配信でハイライトされるという企画。



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今回のイベントではトータルのエントリー数が1,200件を越え、SNS上でハッシュタグでのトータルインプレッションは数百万を越えたといいます。そんな中、自分もエントリーをしたところ、"LANDSCAPE (風景)"のハイライトで「HITMAN 3」の写真を紹介して頂きました。全てのテーマを通して日本からの参加者も複数ハイライトされており、とても嬉しかったです。






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そして、数あるハイライトの中から"PORTRAIT"にて特別にピックアップをコメント付きでして頂けました。

これは今年エキサイティングした出来事の一つです...

去年THE FOURTH FOCUSが主催した第一回『VP AWARDS』にて我々VPCONTEXTが審査員として招かれましたが、

改めてMikの活躍がVPにとって希望のような出来事であり、

同時にこんなに素晴らしいレジェンドと活動が出来たことを誇りに思います。



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そして2021年で衝撃だった出来事で見逃してはいけないのが、『Red Bull CAPTURE POINT』です。

ゲーマーの創造性を競う新しいコンペティションであるRed Bull Capture Point は、全米で開催されたフォトモードコンテストで、

Red Bull と PlayStation が共同で開催しています。残念ながら米国在住の方を対象としているため、

それ以外の地域の方は参加出来ませんでしたが、これが様々なカルチャーとクロスオーバーしてきたRed Bullと開催されたことは、

VPの未来にとって大きな前進になったことは間違いありません。



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Red Bullはその他にもインゲームフォトグラフィー関連の記事を定期的にアップしているので、そちらも是非チェックを。

こちらでもTHE FOURTH FOCUSが活躍しています(本当にすごい)




こちらも決して見逃してはいけません。



ソウルライク系アクションRPGゲーム「Mortal Shell」のフォトモード開発に、

Virtual PhotographerのShinobiが携わっています。彼は個人的に尊敬するVPの一人であり、勝手に先生と言っています(!)

出身は海外ですが日本の大阪在住で、とても親しみやすい方であり、ユーモアもあって人間性も大好きです。

個人で精力的に活動しており、実力やセンスももちろんお墨付き。





それ故に、Virtual Photographerが憧れる"フォトモード開発に携わる"ことが出来たのでしょう。

ゲームのクレジットに自分の名前が記載されるなんて、夢のような出来事です。




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最後に、もうご覧頂けたかと思いますが、ここ日本でもゲームメディア最大手のファミ通が運営するファミ通.comにて、

Virtual Photographyがついに取り上げられるという出来事がありました。

こちらは国内初のVPフォトコンテストの開催や、VPCONTEXTのインタビューを取り上げて頂いています。

こちらの記事はリンクからお読みいただき、内容については前回の記事を是非ご覧ください。




少し前置きが長くなってしまいましたが、紹介した内容を見てもらえれば、

今後VPカルチャーが確実に大きく飛躍することを確信して頂けたのではないでしょうか?それは海外に限らず、

ここ日本でもかならず発展していくと思っています。その為に、今自分たちが出来ることを一つ一つこなし、

実績を積み上げていく必要があると思っています。この記事もその一つです。これを踏まえ、以下から本題となります。



今国内、とりわけVPCONTEXTには日本から参加して頂ける方が非常に多くなってきました。

そこで、改めてVirtual Photographyとは一体何なのか、どうやって誕生したのか、今後どう活動していけばいいのか、

これらを複数回にわたって取り上げていきます。

必然的とも言うべきか、海外でVPについて素晴らしい記事がリリースされましたので、その内容を要約してお届けします。

これを読めば前述したことが全て分かります。


ゲームのバイナルなどをリリースする『Laced』による、

"VIRTUAL PHOTOGRAPHERS PROVE THAT VIDEO GAMES ARE ART / ゲームがアートであることを証明するバーチャルフォトグラファー"というお題の元、

この分野で活躍する9名のインタビューを交えながらVPについてあらゆることが記載されています。

かなり長編で全て英語の為、要点をまとめて書きますが興味がある方はご自身で全て翻訳して読むことをお勧めします。




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Virtual Photographerとは

バーチャルフォトグラファー(以下VP、スクリーンショッター、スクリーナーチャーと呼ぶこともあります)は、主にゲーム開発とは関係なく、ゲームのビジュアルアートを自分のデジタルアートで表現することを目的としたホビースト(熱中している)の集団です。


仮想空間の仮想カメラと仮想の被写体があれば、これらのクリエイターには無限の可能性があります。VPは伝統的な写真、絵画、イラスト、グラフィックデザインの構成原理を参考にし、さまざまなツールを使って芸術的な目的を達成します。

(単純に楽しい趣味でもあります。つまり、スナップ好きのバーチャルツーリストです)


ゲームはアートであり、その制作には膨大な数の芸術性が関わっています。ゲームは、グラフィックデザイン、イラスト、モデリング、アニメーション、照明デザインなど、ゲームはビジュアルアートの器として溢れています。


例えば多くの優秀なアーティストが参加した超大作『Uncharted 4: A Thief's End』では、映画のようなアクションに夢中になってほしいと開発されているにも関わらず、開発元の「Naughty Dog」はフォトモードを搭載しています。何故なら結果的にユーザー生成コンテンツ(無料のマーケティングとも言われる)が前述したゲームの芸術性を強調することが分かっているからです。


このようにゲーム開発側の意図もありながら、"ゲームの枠を超えた芸術性を表現し、様々なツールでデジタルアート化するフォトグラファー=Virtual Photographer"ということです。





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VPの誕生

シーンの先駆者であり、自身のウェブサイト『Dead End Thrills』を運営するDuncan Harris。

2006年頃、彼はゲーム雑誌『Edge』で働いていたときに、スクリーンショットのクオリティを上げたいと思い、その結果、ゲームテクノロジーは、ゲーム中に表示されるもの以外にも多くのものがあることに気付きました。


海外の大手ゲーム掲示板NeoGAFに、"TheOctagon"名義でアーティスティックなスクリーンショットを投稿することで、物事が具体化していったのです。この頃から彼はHUDをオフにしたり、ゲームプレイから離れ、高解像度を試したりすることを提案していました。


そこから彼はスクリーンショットの異なる二つの道を歩みました。


まずスクリーンショットの撮影には、開発スタジオの社内の人間が、カットシーンを作るのと同じよう方法で、ツールやワークフローを利用して撮影する方法がありました。2010年頃から、『Edge』で公開されているそれらを見て、PR用のスクリーンショットの構図や画質を改善したいと考えていた業界のクライアントと仕事をするようになりました。


二つ目、前述の開発元と異なり、趣味で活動している外部の人間が開発元と同じように撮影するには、完成品をリバースエンジニアリング*しなければならなかったことから、NeoGAFのスレッドが沈静化し始めた頃、彼は『Dead End Thrills』を立ち上げました。

(*機械を分解したり、製品の動作を観察したり、ソフトウェアの動作を解析するなどして、製品の構造を分析し、そこから製造方法や動作原理、設計図などの仕様やソースコードなどを調査することを指す。 wikiより)


このDead End Thrillsが誕生したことにより、多くの人間が影響を受け、今でも活躍するVirtual Photogapher達が生まれていきました。

しかしDuncan Harrisは、「(スクリーンショット/VPの普及のような動きは)常に起こっていたことだ」と断言しています。

「2004年に発売された『Gran Turismo 4』には、山内一典氏の写真好きが高じてフォトモードが搭載されていましたし、ソニーのファーストパーティ製レースゲーム『WipEout HD』(2008年)や『MotorStorm』(2008年)にもフォトモードが搭載されていました。『Pacific Rift』(2008年)にもフォトモードが搭載されています。ソニーはその過程で重要な役割を果たしてきました」と語っており、「ゲーム内のカメラもより複雑なものが開発され、ゲームが映画に近づきつつありました」とも話しています。



NEXT...

次回はこの記事に登場する重要人物たちをご紹介していきます。お見逃しなく。



- ELI THE WALKER



 
 
 

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